★術後15日 退院!と振り返り
ついに本日退院いたしました!おめでとう自分!
このブログを始めた頃、この手術が最終決定した頃含め初期のワクワクしていた時期
自分の体験談から一人でも生体肝移植に興味を持ってもらえたらなって前向きに思っていました。
その後の自分の傷のことで頭がいっぱい、まず手術を受けるかすら迷った時期。そして痛みと吐き気で瀕死だった術後の時期。そういった苦しくて、そんな風に前向きに生体肝移植を捉えられなかった時期を経て
今改めて。一周回って笑
また、私の体験から、生体肝移植、ひいては脳死の移植についても、興味を持ってくれる人が一人でも増えて欲しい!と思えるようになりました。
私のこの体験が、誰かの一歩に繋がれば嬉しいです!
私にも出来たんだから、きっとあなたにも出来ます
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さて私は今宿に戻り、普通のベッドに寝ています。そしてまた思う
肩!!!!!痛すぎ!!!!!
あと鎖骨?腋窩?あたりが笑ったり深呼吸したりすると刺されるように痛い…
この長引く痛みを疑問に思って今日、回診のとき先生に術中の体位について質問してみました。
術中の体位は右手片開きの仰臥位(仰向け)、ベッドローテーション(傾きをかけること)は左右に幾度かやる程度……これはあんまり原因でもなさそう…
先生「術中、肋骨をこれでもかってくらい上に引っ張るんだよね…この影響で肋間神経が損傷されて肩が痛くなるんです」
そ、それだーーーーーーー!!!!!
めちゃくちゃ痛いのそれですわ…なるほど、ローテーションとか良肢位をとれてないとかそういうことではなく……それだーーーー
めちゃくちゃ納得してしまった。
※肋間神経は肋骨の領域に広範囲にある神経だけど写真がない!そのうち追加します
やがて良くなるということなので信じて湿布貼り続けますね…あとは鎮痛剤と。
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今日はもうブログ書かなくていいかなって思ってたんですが、私と同じようにドナーとしてこれから手術を受けるという方が、私のツイッターを見てくれていて、連絡をくださったのが嬉しかったので更新しました。
日本には、脳死肝移植がなかなか定着しなかった背景があり、その分生体肝移植が世界的にみても発達してきました。
そんなこの国には、たくさんの生体肝移植を受けたレシピエントと、臓器を提供したドナーが今も生きている。
移植の手術は、必ずしもレシピエントの全員が術後長く生きていられるわけではないのが現実ですが、それでもドナーはレシピエントの命を助けたい一心で覚悟し、手術を決めています。
この一代決心は、ドナーとレシピエントだけじゃなくて、その周りの家族や、携わる医師たち、看護師たちも巻き込んだ決心であったことを、私は今回の入院中に感じました。
この病院で手術を受けられて良かったし、やっぱりこれからどんなふうになっても、このドナーになった選択を悔やむことは絶対にないと思います。
誇りに思って、生きていきます。
本当にここまで、私自身すごくたくさんの人に支えていただきました。感謝の気持ちでいっぱいです。
ドナーとしては、まだまだレシピエントを支えて生きていく仕事が残っているので、これで終わりではないと思っています。レシピエントの一番の理解者でいてあげないとね。
というわけでこの日記も気持ち的には一区切りですが、来月受診もあるし、細々続けていきます!
おやすみなさい〜